体臭アドバイザーの川井優です！
∩`･◇･)ｺﾝﾆﾁﾜｯ!!
私の経験からも言えますが
なにかと誤解の多いワキガ。
あの強烈なニオイを経験すると
非常に強い印象を持たれますが、
実際のところ、ワキガがどのようなものか
しっかりとした知識を持っているかたは
なかなかいません。
そこにはもしかしたら
とんでもない勘違いが潜んでいるかも？
「ワキガとは何か」という本当の実態を知ることは
現在ワキガで悩んでいる人にも
そうでない人にも大切なことだと思っています。
特にワキガで悩んでいる人は
心の病気にもなりやすいほど傷ついていますから。
周りからの偏見が少しでもなくなると嬉しく思います。
よく耳にするであろうことから
意外と知られていないことまで、
まとめてみましたのでぜひご覧ください＾＾
”臭う”ことの仕組み
まず始めに
”臭う”という仕組みについて触れます。
ワキの臭いは、臭い分子が鼻を刺激することで、
脳が「臭い」を感じるようになっています。
自律神経のバランスが崩れて神経が刺激される事で
さらにニオイを強く感じることもあるんです。
「自分はクサイのではないか？」
と意識を集中する程、
強く敏感に感じるのが脳の仕組みです。
「もしかしたら私ってわきがかも？」
と感じたとしても、
時間が経つとわきがの臭いが
徐々に気にならなくなることがあると思いますが
これは逆に、長時間嗅いでいると嗅覚が麻痺して
感じづらくなっている状態にあります。
なかなか自分ひとりでは自覚しにくいことも
問題と言えますね。
わきがを治すためには、
「どんな時にわきがを感じるのか」
「他人と何が違うのか」
を理解した上で、
さらに悪化させないような対策を
考えていくことも大切と言えるでしょう。
ワキガの定義って？
実は、「ワキガとは何か？」という質問に対する
明確な答えは存在しません。
ワキガの”原因”としては
「アポクリン腺」という汗腺が発達している人
となるのですが、
ではそのアポクリン腺が、
どのくらい発達していればワキガと言えるのか？
どのくらいの汗が出て
どんなニオイがしたらワキガと言えるのか？
というのは定義がないため答えられないのです。
数値化できたりしたら分かりやすいのでしょうが、
医師も問診や実際にニオイを嗅いでの判断と
なってしまうのが現状です。
ワキガには役割があった？
意外かもしれませんが
ワキガ臭は”フェロモン臭”とも言われ、
特定の異性に好まれる傾向がもともとあります。
本能的に自分と異なる遺伝子を持つ相手を
ニオイで嗅ぎ分ける本能とも言われています。
ワキガ臭の原料となるアポクリン腺が
ワキの下、乳房周辺、陰部などに
存在していることからも異性との関わりに
深い関係があることが想像できますね。
余談ですが、
遺伝子的に近い大人同士のニオイは、
恋愛という角度では拒絶する方向に感じます。
（例えば大人になった兄と妹などがそうです）
これも本能的に抵抗力の強い子孫を残すため
遺伝子が近い人とは子孫を残さないようにする
本能的な機能といえるでしょう。
誰でもワキガになるの？
”ワキガ体質”というのは遺伝性であるため、
ある時期から急にワキガ体質になる
ということは考えられません。
しかし、まだ身体が成長しきっていない思春期に
気が付かなかったワキガ体質が
大人になって気が付くということは考えられます。
自分がワキガ体質かどうかは
ワキガのチェックで判断することも可能です。
何歳頃からワキガ臭は発生するの？
おおよそ高校生くらいで
大人のアポクリン腺に発達するため、
その少し前から臭いが出始めることが
多いと言われています。
身体の成長は個人差が大きいため
一概には言えませんが、
ワキガの臭いが気になりはじめる年齢は
中学生から高校生あたりが多いと言われています。
ちなみに幼少期には
アポクリン腺から汗が出ることはないため
ワキガ臭は発生しません。
ワキガは人にうつるのか？
結論から言いますと、
ワキガはその人が持っている”体質”で
人にはうつりません。
最近は清潔ブームで
ワキガの不安をあおるような風潮が一部にあり、
「ワキガがうつるのではないか？」といった勘違いや
印象が生まれる傾向があるようですが、
ワキガはその人が生まれもった”体質”ですので
決して他人にうつるようなことはありません。
次回ご説明するワキガが発生する仕組みについて
知ってもらえばご理解いただけると思います。
ワキガは遺伝するの？
ワキガ体質が遺伝する確率については、
片親がワキガ体質の場合は50％、
親が両方ともワキガ体質の場合は80％
という確率が一般的に言われているようです。
ただ最近は食生活が洋風化したことなどもあり、
もう少し高い確率で遺伝するかもしれません。
また、両親ともにわきが体質ではなかった場合でも
１００％ワキガにならないというわけではありません。
とはいえ、
医学的には「ワキガは遺伝的要素が大きい」と
言われていますので両親がワキガでなければ、
その確率は低いです。
ワキガ臭は不快なものと思われますが、
体臭との区別も難しく、
またニオイの強さも種類も人それぞれです。
さらにそのニオイを感じる側の嗅覚によっても
不快に感じる人もいれば、
そうでない人もいるという曖昧なもの。
すでにご説明したとおり、体臭は”個性”のようなものです。
ワキガ体質は人種によって様々？
ワキガ体質が少ない人種は
日本人･中国人･韓国人などと言われており、
例えば欧米人の80％はワキガ体質です。
言ってしまうとどんなハリウッドスター達も
ほとんどがワキガ体質なわけですよ…
黒人のかたとなるとほぼ１００％とも言われています。
極端なことを言うと、世界的にみれば
ほとんどが”ワキガ体質”になるわけです。
しかし欧米でワキガで悩む人は、ほぼいないようです。
それは「人それぞれ個性的なニオイがある」
という考えが常識だからです。
これに対し、日本人はワキガ体質の割合が10％と低く、
そして世間一般的に無臭が好まれる傾向にあるため
ワキガで悩まれている方が多いようです。
ニオイに対する価値観の違いによって
こうも変わってしまいます。
ワキガは後天的になるもの？
日本人は、今でこそ違いますが
本来は野草や木の実などを食べて進化した
「草食人種」です。
そのため背も小さく腸も長いと言われています。
しかし近代では日本には様々な国の食文化が入り、
どんな国の料理も口にすることができるようになりました。
この食文化の変化が、
日本人の体質にも影響していると言われています。
そのほかにも、食事の時間が不規則になってしまったり、
食事のバランスが崩れてしまった、
などの変化も無視できません。
仕事が遅くなれば、当然食事の時間も遅くなります。
すると消化するにも時間がかかります。
疲れがたまると、味が濃くて少量でも満足できる食べ物を
求めてしまいがちです。
このように、簡単ですぐに食べられて
安いファストフードやコンビニ弁当などで食事を
終わらせているような生活をしていれば、
体もストレスを感じ疲労が溜まってしまいます。
ワキガは体質なので両親がワキガでなければ
基本的にはワキガにはなりません。
ただ、人間の体は疲労がたまると代謝が落ち、
ホルモンバランスが乱れ、疲労物質が大量に放出され、
結果ワキガのような体臭を発してしまうことがあります。
後天的なワキガのようなにおいは、
このような疲労物質や老廃物が汗と
混ざっていることも原因です。
女性は妊娠、出産のタイミングでワキガになる？
ホルモンバランスについて触れましたが
例外的に、
もともとワキガ体質を持っていた女性が
妊娠、出産のタイミングでホルモンバランスの変化によって
ワキガの症状が強く出てしまうこともあります。
この場合はホルモンバランスが落ち着いてくると
ワキガの症状も合わせておさまることがあるようです。
左右どちらかだけワキガになることはある？
ワキガ臭に関係する”アポクリン汗腺”は
両脇に存在するため、「片方だけがワキガになる」
ということはありません。
ただ利き手のほうが
少しだけ汗腺が発達していることもありますので、
軽度くらいのワキガの方は利き手側から
ワキガ臭を強く感じてしまうこともあるようです。
体臭が消える時間？
ワキガ臭を含む体臭が消える時間帯
というものがあるのですが、いつだと思いますか？
それは”入浴直後”です。
体に残っている汗や菌、臭いの元となる物質も
キレイに洗い流した直後は、
再び菌が繁殖するまでの一定時間は
ワキガ臭も体臭もほぼ無臭の状態になります。
普段、当たり前のように思いますが、
お風呂あがりの汗って臭くないですよね？
それはまだ菌が繁殖していないからです。
そこから何分間無臭が続くかは
その人の体質や環境にもよるので
一概には言えませんが、
少なくとも数十分は
他人に伝わる程の体臭はしにくいと言えます。
食生活はワキガに影響する？
食生活がダイレクトに
ワキガ臭に影響するものではありませんが、
体臭への影響が大きいと言えます。
健康的な食生活をすれば、
とうぜん不健康な食生活を送っている人よりも
健康体になりやすく、
そのぶん不快な体臭が発生しにくいということは確かです。
”不健康な食生活”と言いましたが、
具体的にはジャンクフードや脂分を
多く摂取する食生活が中心になってしまうと
皮脂の分泌も多くなってしまい、
その結果として加齢臭など皮脂の酸化臭が
強くなる傾向に向かってしまいます。
ワキガ臭は他の体臭との”複合臭”となりますので
ワキガ以外の体臭が強くなれば、
ワキガ臭も不快に向かっていくのは事実です。
ですので
出来れば食生活だけに限らず運動や睡眠、ストレスを
溜めないなどに留意して健康的であることが大切ですよ。
まとめ
ワキガに関する一般的な知識として
ご説明いたしましたがいかがでしたでしょうか。
「そうだったんだ！」とハッとする項目も
あったかと思います。
長くなってしまったのでご説明してきた内容を
要点にまとめますと、
自分のニオイを意識するほど敏感になってしまうが
時間の経過とともに慣れてしまい自覚が薄れてしまう
”ワキガ”に明確な定義はなく曖昧なものである
ワキガ臭＝フェロモン臭。もともとは本能的な機能で
異性を惹きつける魅力のひとつである
ワキガ体質は遺伝性のもので、ある時期から突然
体がワキガ体質に変化することはない
”ワキガ臭”が発生する時期は、アポクリン腺が発達する
中高生あたりが多い
ワキガはその人自身が持っている”体質”によるもので
他人にはうつらない
ワキガ体質の遺伝は親がワキガ体質かどうかで変わる。
片親だけの場合は50%、両親の場合は80%
人種によってワキガ体質の人の割合は様々である。
日本人は10%、欧米人は80%、黒人はほぼ100%と言われる
ワキガ体質かどうかは遺伝によるもので後天的にはならないが
日々の生活が原因となりワキガのようなニオイを発する
女性は妊娠、出産のタイミングでワキガの症状が
強く出てしまうことがある
ワキガは基本的に両方の脇に同じように発生する
汗や菌、ニオイの元となる物質を洗い流した直後は
一定時間だが体臭は無臭状態になる
食生活が崩れてしまうと体臭が強くあらわれて
それが原因でワキガ臭に影響が出てしまう
となりますね。
これらを知ってもらうだけでもかなり
”ワキガ”に対する考え方やイメージが
変化するのではないでしょうか。
ハッキリと名前が付いているのに
それ自体は曖昧なものだったり、
両親からの遺伝ではどうしようもないですし、
ワキガ体質をお持ちの方にとっては
とても厳しくツライものです。
今回は一般的な知識の部分を知ってもらいましたので
次回はいよいよワキガの原因、仕組みについて
ご説明したいと思います。
本気でワキガの対策を考えている場合、
どのようにして”ワキガ臭”が発生しているかを
理解しておくことはとても大事です。
正しい知識を身につけ、正しい対策につなげましょう！
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わたくし、川井優が
これはオススメできる！
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それぞれ詳しいレビュー付きですので
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