わきがの原因菌に有効な成分比較
体臭アドバイザーの川井優です!

∩`・◇・)コンニチワッ!!

 

今回は、

ワキガの原因となる菌に対して

有効な成分のお話をしたいと思います。

 

これまでワキガに関する

一般的な知識からスタートし、

 

ワキガが発生する仕組みや

原因、特徴、対策などについてふれて、

自分でチェックする方法も

ご説明してきました。

 

ここまででかなりワキガについての知識が

身についたかと思いますが、

いよいよ核心に迫っていきたいと思います!

 

ワキガ臭が発生してしまう

原因となる菌について、

 

そして、

その菌に対して効果があると言われる成分を

詳しくご紹介します。

 

ワキガ対策のために必見の内容となりますので

必ずお読みください!

 

皮膚常在菌おさらい

皮膚常在菌おさらい

まずはじめに皮膚常在菌について

おさらいしましょう。

 

2つの汗腺から出る汗や

皮脂腺から出る脂質は、

それだけではいわゆる

”腋臭のニオイ”は発生しません。

 

これらの汗や皮表脂質、角質からの物質を

皮膚上の微生物が分解することによって

初めて発生します。

 

そのニオイを発生させる微生物が

”皮膚常在菌”です。

 

皮膚常在菌は肌の上に生息していて、

人間ならみんな持っているものです。

 

 

わきがの原因菌となるもの

わきがの原因菌とは

その皮膚常在菌は「ブドウ球菌」や

「コリネバクテリウム」、

「プロピオンバクテリウム」などで

構成されているのですが

 

そのうち、

ワキガでない人が持っているのが

「表皮ブドウ菌」です。

 

そして、ワキガの人に多くみられるのが

「コリネバクテリウム」と言われています。

 

 

表皮ぶどう菌とは

表皮ぶどう菌とは

先述のとおり、

ワキガでない人も持っている「表皮ブドウ菌」

 

これは肌の上に存在する汗や皮脂を

「グリセリン」と「脂肪酸」に分解する

働きを持っています。

 

「グリセリン」「脂肪酸」とは何かと言うと、

 

グリセリン
化粧水などで良く見ますが
肌にうるおいを保つ成分です。

脂肪酸
肌が弱酸性を保ち、黄色ブドウ球菌が
繁殖しにくくなる働きを持っています。

 

というように、

「表皮ブドウ球菌」は

肌に良い大切な菌とも言えますね。

 

 

ジフテロイド菌とは

ジフテロイド菌とは

その一方で、腋臭の発生に関与しているのは

コリネバクテリウム属の「ジフテロイド菌」だと

言われています。

 

ジフテロイド菌は

アポクリン腺から出る汗や皮脂を

エサにしているため、

 

ワキガでない方(=アポクリン腺が発達していない方)

には生存できません。

 

「鼻を刺すような不快なニオイ」を

発するのが特徴で、

 

このニオイの強い人は腋下の生菌数が多く、

中でもこのジフテロイド菌が多いとされています。

 

 

ワキガ対策の手段として、

 

アポクリン腺をなくす手術を行う

常在菌のエサになる皮脂、汗を減らす

コリネバクテリウムを殺菌する

 

などがあげられますが、

 

今回は「コリネバクテリウムの殺菌」に

有効な成分に関するお話をさせていただきます。

 

 

殺菌に有効な成分とは

殺菌に有効な成分とは

コリネバクテリウム(ジフテロイド菌)の殺菌に

有効なものとして以下のものがあります。

 

ワキガなど体臭対策の商品にも関係しますので

それぞれが持つ特徴をご確認ください。

殺菌に有効な成分はコレ!
①エタノール

②塩化ベンザルコニウム

③イソプロピルメチルフェノール

 

殺菌に有効な成分①『エタノール』

よく薬局などで「消毒用エタノール」として

ボトルに入っているのを見かけると思いますが

それのことです。

 

使い方としては、シュッとスプレーしたり、

ウェットティッシュに含ませて拭いたり、

となりますが、

 

単純にエタノールが含まれたスプレー、

ウェットティッシュなどでもOKです。

 

エタノールには

コリネバクテリウム(ジフテロイド菌)を

殺菌する効果がありますが、

 

ただ注意も必要で、

さきほど”肌に良い”としてあげた

「表皮ブドウ球菌」もなくなってしまうため、

 

使い続けるとお肌が

ガサガサになる恐れがあります。

 

ということもあり、エタノールは

”強いワキガを持っていて抑えたい”

と思っていても、

 

肌が弱かったり、

アルコールでかぶれてしまうような方は

使用の前によく検討してくださいね

 

殺菌に有効な成分②『塩化ベンザルコニウム』

手や粘膜、機器などの消毒剤にも含まれる

「塩化ベンザルコニウム」は殺菌力が強いので

重度のワキガのかたに向いていると言えます。

 

ただ殺菌力が強いということは、

先ほどのエタノールと同じく、

 

良性である表皮ブドウ球菌にも効果があるため

肌が弱いかたはご注意ください。

 

商品名として、

「オスバン」「ウェルパス」「ローカール」

といった名称で扱われることもあります。

 

無色ないし淡黄色澄明な液で、

わずかに特異臭があり、振ると泡だつのが特徴です。

 

あと使用する際には100倍〜200倍に

薄める必要がありますので

濃度に注意してご使用ください。

 

殺菌に有効な成分③『イソプロピルメチルフェノール』

ワキガに有効な成分である

「イソプロピルメチルフェノール」(長い…)

 

商品によっては「シメン-5-オール」という表示が

されることもあります。

 

これ自体は医薬品ではありませんが

軟膏や傷消毒薬などの医薬品に含まれていたり、

 

ワキガ対策以外でも水虫対策やニキビケアなどの

添加物としても利用されます。

 

ほかにも育毛剤やハンドソープなど、

注意してみると意外と身の回りのものに

使われているのがわかると思います。

 

殺菌力があるのはもちろんですが、

色々なものに利用される理由として

重要なことが「低刺激性」であることです。

 

上で紹介した「エタノール」や

「塩化ベンザルコニウム」を使用して

 

肌がかぶれてしまったり悪い影響が

出てしまうようなかたにオススメと言えます。

 

刺激性がなく人臨床試験などで

アレルギーの報告もない

安全性の高い化合物であるため、

医薬品や化粧品に多く使われているわけですね。

 

 

注意すべき成分

注意すべき成分

割とここ数年での話なので

書いておこうと思いますが、

 

「トリクロサン」「トリクロカルバン」

といった成分も殺菌効果の高さから

 

体臭を抑えることを目的とした

石鹸やハンドソープ、歯磨き粉などに

使われていました。

 

しかし、

2016年にアメリカ食品医薬品局が、

感染予防に優れている科学的根拠がないこと、

長期間使うことで身体に悪影響を及ぼす

危険性があること、を発表したのです。

 

そして、その措置を受け、

日本でも厚生労働省はメーカーに対して

他の成分に切り替えるよう通知を出しました。

 

調べてみると、それ以前の2015年にEUでは

衛生用品にトリクロサンを使用することを

禁止にしていたようですね。

 

長い間使われてきた成分だったのですが

今は各メーカーの対策が進んでいます。

 

気になるかたは調べて見てください。

 

 

まとめ

まとめ

今回は、ワキガの原因となる菌に対して

有効な成分についてのお話をしました。

 

その主なものには、

 

①エタノール

②塩化ベンザルコニウム

③イソプロピルメチルフェノール

 

の3つがあるのですが

読んでいただいてお分かりの通り、

 

殺菌に有効な成分としては

「イソプロピルメチルフェノール」が

皮膚への負担も小さいためおすすめです。

 

補足になりますが、

虫歯予防の歯磨き粉にも使われていて

”口に入れても害がない天然成分”としても

知られているくらいなんですよ〜。

 

ワキガ対策の商品を選ぶ際に

重要なポイントとなりますので

ぜひ覚えておいてください^^

 

 

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【とても重要】まだある!ワキガに効果的な制汗成分を知ろう!

 

 

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一覧にまとめました。

 

それぞれ詳しいレビュー付きですので

ぜひ商品選びのご参考に^^

 

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